イメージの中の風景


  
小さい頃に見た・・・たぶんあれはロシアかチェコの映画だったと思います。
  
それは とても幻想的な映画でした。

  
御伽噺の 「雪の女王」 だったのではと思っています。

雪の女王にさらわれた男の子を追いかけて 女の子は 暗く寒い森を抜け 

雪の女王の宮殿に向かいます。

映画の中には 大きく 光る “花” が出てくるのですが・・・

暗い色合いの映像の中に 水に濡れたように輝く その“花”を 

私は今でも忘れられないでいます。

その“花”は 本当に映画に出てきたのか わたしの 夢の中 で大きくなったのかは 今は

もうわかりませんが 暗く恐ろしい道のりの中で出てくる その花を 想像 するたびに私

の心の中に とても大きく  ひかり輝くその“花”が 花びら を開きます。

私はそんな少し 暗い色の森 に心惹かれます。

冬に葉っぱの落ちた 大きな木のシルエット が好きです。

御伽噺の中の森 のイメージと重なります。

そんな、きっと どこかにある風景 に溶け込むような作品を

作りたいと
思っています。

hyoushi    oshirase    pupila no koto    kakeratathi    okaimono    otoiawase    雑記